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新年のご挨拶 代表社員 税理士 蔵前達郎

皆様、新年おめでとうございます。

さて、新年ということで、これからの経営について少しお話をしたいと思います。 一昨年は、新型コロナウィルス感染症問題による世界中が混乱に陥り、企業経営の難しさを改めて痛感させられました。

時代の変革の中で、常に自身のポジショニングが重要となります。ポジショニングをするためのツールの一つとして”業績検討会”がございます。

社長は、毎日、トップ営業、現場作業に追われ、なかなか会社の将来を考える時間を持てないのが現状です。

私も、そのような社長の一人で、日々バタバタしていますので、よくわかります。

 

会社を「船」に例えると、社長が「船長」、社員とその家族が「船員」、船員の家族と取引先が「乗客」となります。出発地が「現状」で、目的地が「あるべき将来像」であり、そこに行く手段として、どのサイズの船を選ぶのかが「経営戦略」、それを実現するために途中で船員の入替やエンジンを積み直すことを「経営戦術」と言います。船では、すべての権限と責任が「船長」に委ねられます。また、「羅針盤」が毎月の経営数値であります。

会社の将来像をイメージして、それを達成するための手段(経営戦略)をじっくり考える時間を、年に一日でも作っておくことが必要です。その時間をおつくりするのが、業績検討会です。

私共では、じっくり考える環境づくりのため、社長に事務所に来ていただいております。半強制的でも、そのような時間は必要だと考えます。そして、下記についてお話を伺い、具体的に方針を整理し文書化するお手伝いをいたします。

 

・経営理念は明確であり、社内に浸透させていますか?

・会社の将来像は、明確になっていますか?

・後継者は、決まっていますか?

 

大企業と違い、中小企業は、業績が悪いので社長交代とはおいそれとできません。

社長自身が、どれだけ変われるかが鍵です。あるべき将来像と、現状との差を認識して、その差を埋めるための戦略を考え、日々、自身の考え、行動を変えましょう。 

                                          (所長 蔵前達郎)

 

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