農林水産関係 予算概算要求にみる経営のポイント
先日発表されました 令和3年度の予算概算要求の中で、今後の経営に関して
注目しているポイントが2つ
➀スマート農業、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進
②事業承継を含む経営継続支援 です。
コロナ感染症対策は大前提としたうえで、
➀のスマート農業については、今後さらに加速することは間違いないですが、
新たなキーワードとしてDX(デジタルトランスフォーメーション)があります。
DXは、デジタル化を前提として、デジタル化により得られたデータなどを、タイムリーに
関係機関と共有することで、支援策に現場の状態や消費者ニーズなどを反映した実効性のある支援を
行っていくための取組です。
例として、アグリテック企業との連携による農業新技術の活用や各種申請をデジタル化することで
効率化などが考えられております。
②経営継続支援については、最近農業界においてM&Aが増加してきております。
特に、農業界外からのM&Aが増加している点が特徴です。
農地法の改正により、農業外からの参入ハードルが下がったこともありますが、
外食や中食産業が自社の付加価値を高めるために、垂直統合的に農業経営を取り込み
自社のニーズ・ブランドにあった材料の確保を求めた参入が今後増えてくることが予想されます。
もちろん、農業経営であればどこでもよいわけではなく、一定の経営体制として財務内容の明確性や健全性
など評価できる体制があるかどうか。
属人的な経営ではなく、組織的な人材育成が行われているか。によって自社の評価は大きく変わるかと思います。
このような経営に向けた取組をされる方はぜひ、一度ご相談ください。
投稿者:農業経営アドバイザー 荒木
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