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サンタクロースの靴下

 

 

この時期になるといつも思い出すエピソードがあります。                    

まだ、うちの子供達が幼稚園に通っていた頃の話です。毎年この時期は、幼稚園でクリスマス会をします。園長先生が髭をつけ、お腹にはタオルを入れてふっくらしたサンタクロースに扮して子供達にクリスマスプレゼントのお菓子を届けに来てくれます。園庭にはサンタクロースがソリに乗ってやって来たという証として、ソリの跡を先生方が地面に付けたりして、本物のサンタクロースが来たという設定です。もちろん、子供達は園長先生がサンタクロースだということは知りません。声を発するとバレるのでサンタクロースは喋りません。クリスマス会が終わった後、一人の男の子が、「サンタさんが、園長先生と同じ靴下を履いていた!」と園長先生に言ったそうです。園長先生と先生方はびっくり!「アッ、とうとうバレたか・・・」と思ったそうですが、「園長先生はサンタさんとお揃いの靴下を持っていて凄いなあ~」と子供達の間で話題になったそうです。ちなみに、園長先生が履いていたのは何の変哲もない黒のビジネスソックスだったのですが、靴下のワンポイントマークがサンタさんと同じだったとその子が言ったそうです。子供の観察力って凄いと思いませんか?もちろん、その年以降のクリスマス会から園長先生は、サンタクロースに扮する時には靴下の履き替えも忘れなかったそうですよ。

投稿者:松浦