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◆◆自分を拾う、夢を運ぶ◆◆

12月1日に放映されたNHKの番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」を拝聴しました。

今回のプロフェッショナルは、横浜市で最大手のゴミ回収会社で50人の部下を束ねる「岳裕介(たけ ゆうすけ)

さん(34歳)でした。ゴミ排出量が年間122万トンにのぼり、日本の市町村で最も多い横浜市で、日夜、人知れずゴミを回収する姿を追ったドキュメンタリーでした。番組の中で岳さんが発していた言葉を紹介します。

 

1.早くゴミのところに行きたいです

岳さんは、飲食店や病院などのゴミを1日に3トン以上を、たった1人で回収しています。その車の乗り降りで、1日400回にもなるハードな仕事です。しかも回収するだけでなくカラスに荒らされ散らかったゴミを拾い集め清掃までする徹底ぶりでした。やらされているのではなく、自ら仕事の中に、創意・工夫を取り入れ、仕事を楽しんでいるようでした。

 

2.ゴミと思ったらゴミ止まり、ゴミで終わらせたくない、だから俺はゴミは夢だと思っている

効率を突き詰め、ゴミを回収する技術の数々が紹介されましたが、効率だけを追求しているわけではありませんでした。仕事帰りに、本来の仕事ではないにもかかわらず、分別が出来ていない店舗へわざわざ出向いてお願いをする姿を見て感動しました。わかる人には、その誠意が自然と伝わっていくのですね。

ゴミの収集を、それだけで終わらせない。ゴミは夢”と言い切る彼の思いとその覚悟が見えました。

 

私たちも、自分の仕事に誇りを持ち、記帳のしかたなどのご指導を地道に続けることが、お客様のためだと改めて感じました。

                                           (所長 蔵前達郎)