□□年収の壁□□
「年収の壁」とは、一定の年収を超えると税金や社会保険料の負担が増えたり、配偶者控除などの対象外になることで、働く時間を抑える動機となる制度上の境界を指します。主な壁は以下の通りです。
(1) 103万円の壁(所得税):給与所得控除55万円と基礎控除48万円の合計で、超えると所得税負担が生じ、扶
養控除・配偶者控除の対象外となります。
(2) 106万円の壁(社会保険①):従業員51人以上の企業で年収106万円を超えると社会保険加入が必要です。
以下のすべてを満たす場合に社会保険への加入が必要になります。
・週の所定労働時間が20時間以上
・2か月以上継続して雇用される見込み
・賃金が月額8.8万円以上
・学生ではない
(3) 130万円の壁(社会保険②):従業員数50人以下の会社などで年収130万円を超えると配偶者の扶養から外
れ、自身で保険加入が必要になります。
(4) 150万円の壁(配偶者特別控除):配偶者特別控除が段階的に減額される基準です。税制改正により160万円
に引き上げ済みです。
令和7年度の改正では、103万円の壁が大幅に見直され、給与所得控除が65万円、基礎控除は合計所得金額132万円以下の場合、最大95万円(58万円+特例37万円)となり合計160万円まで非課税になります。
※前年より57万円分多く働いても、従業員本人の所得税は掛からないことになります。
さらに令和7・8年は特例措置で合計所得132万円超でも基礎控除が上乗せされます。また、106万円・130万円の社会保険の壁も将来的に撤廃予定で、働き控えを防ぐ仕組みへと移行していきます。
(別府事務所 T.T)
〇〇来客対応〇〇
先日、車の車検の時の話です。事前に整備内容の打合せ済でしたが、お出迎え、作業内容の確認、代車手配など、受付スタッフ、メカニックスタッフなど複数人共同での対応でしたが、スタッフ間の申し送りができており、こちらの要望通りに作業が進みました。
普通のことですが、いろいろな人を介すことにより難しくなります。
相手の立場に立って対応し、気持ちよく過ごしていただけるように今一度来客対応に気を付けようと思いました。
(大分事務所 M.H)
投稿者:広報委員


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