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一人株主のリスク

 

株主や取締役が一人でも会社は設立できます。しかし、突然社長が亡くなったら株主及び取締役が不在となり機能麻痺となります。これを解決し会社を存続させるにはどうすればいいのでしょうか!

 

1.この状態を解決するには

 

①相続人全員で遺産分割協議書を作成し相続人の中で株式を取得する相続人を決める。

②株主総会を開催し取締役を決定する。(代表取締役を指名する。)

③できれば取締役を3人以上とする。代表取締役以外は非常勤でも良い。

 

2.会社を存続するための選択肢は

 

①株主総会招集(相続人の中から)

②株主総会で新たな取締役を選任します。

③新たに選任された取締役の氏名、住所などを登記簿に登記する必要があります。

 

3.その他の会社を存続するための選択肢

 

①会社を存続させるためには、後継者を選んで事業承継を進めることが重要です。親族内承継、従業員による承継、M&A等の承継方法があります。

②会社を解散し、清算を行うこともできます。但し、債権者への対応や未了の取引の処理など様々な手続きが必要です。

 

 このようなことにならないためにも、一人株主会社の場合には、専門家に早めに相談することをおすすめします。